今回はMLBのセントルイス・カージナルスに所属していたヤディアー・モリーナについてご紹介します。
モリーナのプロフィール
ヤディアー・モリーナ(Yadier Molina)はプエルトリコ出身の1982年7月13日生まれです。MLBのセントルイス・カージナルスに所属した右投右打の捕手です。背番号は4でした。
ゴールドグラブ賞9回(8年連続)受賞、9度のオールスター出場、2度のワールドチャンピオンという輝かしい実績を持つMLB屈指の名捕手です。ファンからはヤディという愛称で呼ばれています。
デビュー以来セントルイス・カージナルスに在籍し続けているフランチャイズプレーヤーでした。
モリーナは3兄弟の末っ子で、兄2人もメジャーリーガーとして活躍した捕手でした。兄2人も2つずつワールドチャンピオンのリングを持っています。
2022年に引退しました。
モリーナのプレースタイル
カージナルスの中軸やプエルトリコ代表の4番を務めるなど打撃能力も高い選手ですが、注目はやはりその守備です。
モリーナの代名詞となっている強肩ですが、現地では「ロケットランチャー」と呼ばれるほどの肩で座ったまま盗塁を刺すシーンは必見です。
またキャッチングやリード面での評価も高く、チームメイトの投手からは「ランナーや配球のことは全部モリーナに任せて、自分のいいボールを投げることだけに集中できる」とコメントされることもあります。
モリーナの成績
2000年のMLBドラフト4巡目(全体113位)でセントルイス・カージナルスに指名されプロ入りします。
約3年をマイナーリーグで過ごした後、2004年にメジャーデビューしました。出場試合数は少なかったものの、守備指標において当時の正捕手をすでに上回っていました。
レギュラーとして迎えた2005年はケガで離脱することがありながらも最終的に114試合に出場し打率.252、8本塁打、49打点、OPS.654、守備ではリーグトップの盗塁阻止率.641を記録し活躍しました。
2006年シーズン前には第1回WBCにプエルトリコ代表として出場しています。シーズンでもリーグトップの補殺(ポジション別)を記録するなどの活躍でワールドシリーズ優勝を掴みました。
そこから長きにわたり捕手としてMLBトップクラスの成績を残し続け、以下の賞などを獲得しています。
- 第1回〜4回のWBCに出場、最優秀捕手賞2回
- シルバースラッガー賞1回
- ゴールドグラブ賞9回(8年連続)
- プラチナ・ゴールド・グラブ賞4回
- フィールディング・バイブル・アワード6回
- オールスターゲーム選出9回
- 通算2000試合出場
- ワールドシリーズ優勝2回
2020年シーズン限りで引退すると宣言していましたが、これを撤回し2021年もカージナルスのレギュラーとしてプレーし、2022年に引退しました。
もっと詳細にご紹介したかったところではありますが、モリーナはとても長期間にわたって活躍を続けているため今回は短くまとめました。これだけみてもモリーナがメジャーリーグ最強捕手と呼ばれる理由がわかりますね。
モリーナの契約、年俸
モリーナはセントルイス・カージナルスと2022年に1年1000万ドル(約15億円)で契約していました。
モリーナのグローブ
モリーナはローリングスのグローブを使用していました。
モリーナのバット
モリーナはマルッチのバットを使用していました。
全く同じモデルは見つからなかったので、日本で購入できるものの中からデザインが近いものを紹介しておきます。
モリーナのユニフォーム
モリーナのスパイク
モリーナはジョーダンのスパイクを使用していました。