メジャーリーグ(MLB)強いチームランキング【2025年はドジャース】

メジャーリーグ 強いチーム ランキング MLB情報
筆者

誰でも簡単に安心して海外の野球用品を購入できるセレクトショップ「Playcatch」を運営しています。

Star Baseball Playersをフォローする

この記事では、メジャーリーグの強いチームランキングを紹介しています。

「強いチーム」を紹介していくにあたり、最初にそもそものメジャーリーグの仕組みをおさらいした上で昨年のチーム成績、個人成績を振り返ります。その後、統計分析を用いた2025年のチーム成績予想をチェックし、現時点(2025年開幕前)でのメジャーリーグの最強チームを決めたいと思います。

また歴代で最強のチームや、これまでにワールドシリーズ制覇の経験がないチームなども合わせて紹介していきます。

この記事のポイント
  • 2024年の世界一に輝いたのはロサンゼルス・ドジャース
  • 個人タイトルや選手ランキング、統計分析からみてもドジャースが現在世界一強いチームか
  • MLBで歴代最強のチームは1998年のニューヨーク・ヤンキース
  • MLBで優勝したことがないチームは5球団ある
ABEMAならMLBが見放題
DAZNならプロ野球が見放題
DAZN

メジャーリーグの仕組み

メジャーリーグ(MLB)は、アメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)の2つのリーグで構成されています。各リーグは東地区、中地区、西地区の3地区に分かれており、合計30チームが所属しています。レギュラーシーズンでは162試合を戦い、その後ポストシーズン(プレーオフ)を経てワールドシリーズへと進みます。

ポストシーズンに出場できるのは各地区で優勝した6チームに加え、勝率上位のチームが6チームで合計12チームとなります。ポストシーズンについては下記の記事で詳しく説明しています。

大リーグの2024年シーズンの順位(成績)

メジャーリーグの強いチームランキングを知るために、まずは昨年(2024年)の成績をチェックしてみましょう。

メジャーリーグ 2024年シーズン 順位表
2024年のシーズンの順位

地区優勝チーム

  • アメリカンリーグ 東地区:ニューヨーク・ヤンキース
  • アメリカンリーグ 中地区:クリーブランド・ガーディアンズ
  • アメリカンリーグ 西地区:ヒューストン・アストロズ
  • ナショナルリーグ 東地区:フィラデルフィア・フィリーズ
  • ナショナルリーグ 中地区:ミルウォーキー・ブルワーズ
  • ナショナルリーグ 西地区:ロサンゼルス・ドジャース

ワイルドカードチーム順位

  • アメリカンリーグ 1位:ボルチモア・オリオールズ
  • アメリカンリーグ 2位:カンザスシティ・ロイヤルズ
  • アメリカンリーグ 3位:デトロイト・タイガース
  • ナショナルリーグ 1位:サンディエゴ・パドレス
  • ナショナルリーグ 2位:アトランタ・ブレーブス
  • ナショナルリーグ 3位:ニューヨーク・メッツ

ポストシーズンの結果

メジャーリーグ 2024年 ポストシーズン トーナメント表
2024年のポストシーズンの結果

2024年はロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズを制覇し世界一となりました。

メジャーリーグの選手ランキング(個人成績・タイトル)

昨シーズン(2024年)のチーム成績をチェックしたところで、次は選手個人の成績をみていきます。

まずは2024年のタイトルからみていきましょう。

2024年メジャーリーグの個人タイトル一覧

アメリカンリーグ
選手名(チーム)
成績ナショナルリーグ
選手名(チーム)
成績
首位打者ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ).332ルイス・アラエス(パドレス).314
本塁打王アーロン・ジャッジ(ヤンキース)58大谷翔平(ドジャース)54
打点王アーロン・ジャッジ(ヤンキース)144大谷翔平(ドジャース)130
最多安打ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)211ルイス・アラエス(パドレス)200
盗塁王ホセ・カバジェロ(レイズ)44エリー・デラクルーズ(レッズ)67
最高出塁率アーロン・ジャッジ(ヤンキース).458大谷翔平(ドジャース).390
防御率タリック・スクーバル(タイガース)2.39クリス・セール(ブレーブス).238
最多勝タリック・スクーバル(タイガース)18クリス・セール(ブレーブス)18
最多奪三振タリック・スクーバル(タイガース)228クリス・セール(ブレーブス)225
セーブ王エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)47ライアン・ヘルズリー(カージナルス)49
最高勝率タリック・スクーバル(タイガース).818クリス・セール(ブレーブス).857
サイヤング賞タリック・スクーバル(タイガース)クリス・セール(ブレーブス)
MVPアーロン・ジャッジ(ヤンキース)大谷翔平(ドジャース)
2024年の個人タイトル一覧

MLBネットワークによる選手ランキング

2025 Top 100 Players in MLB: 10-1 (Feat. Aaron Judge., Shohei Ohtani and Juan Soto)

次にメジャーリーグ公式のメディア「MLBネットワーク」が毎年公開している選手ランキングをみていきましょう。データは2025年シーズン開幕前のものです。

  • 1位 大谷翔平(ドジャース)
  • 2位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
  • 3位 ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
  • 4位 フアン・ソト(メッツ)
  • 5位 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
  • 6位 フランシスコ・リンドーア(メッツ)
  • 7位 ヨルダン・アルバレス(アストロズ)
  • 8位 フレディ・フリーマン(ドジャース)
  • 9位 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
  • 10位 ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)
  • 11位 タリク・スクーバル(タイガース)
  • 12位 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
  • 13位 ウラジミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
  • 14位 カイル・タッカー(カブス)
  • 15位 ポール・スキーネス(パイレーツ)
  • 16位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
  • 17位 コーリー・シーガー(レンジャーズ)
  • 18位 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
  • 19位 ザック・ウィーラー(フィリーズ)
  • 20位 クリス・セール(ブレーブス)
  • 21位 ラファエル・デバース(レッドソックス)
  • 22位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
  • 23位 フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
  • 24位 ジャクソン・メリル(パドレス)
  • 25位 コービン・バーンズ(ダイヤモンドバックス)
  • 26位 ゲリット・コール(ヤンキース)
  • 27位 ジャレン・デュラン(レッドソックス)
  • 28位 ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)
  • 29位 マニー・マチャド(パドレス)
  • 30位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
  • 31位 エリー・デラクルーズ(レッズ)
  • 32位 コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
  • 33位 オースティン・ライリー(ブレーブス)
  • 34位 マット・オルソン(ブレーブス)
  • 35位 トレイ・ターナー(フィリーズ)
  • 36位 ブレイク・スネル(ドジャース)
  • 37位 アレックス・ブレグマン(レッドソックス)
  • 38位 マット・チャップマン(ジャイアンツ)
  • 39位 マイク・トラウト(エンゼルス)
  • 40位 ジャクソン・チューリオ(ブリュワーズ)
  • 41位 ウィリー・アダメス(ジャイアンツ)
  • 42位 カルロス・コレア(ツインズ)
  • 43位 コール・レイガンズ(ロイヤルズ)
  • 44位 マックス・フリード(ヤンキース)
  • 45位 フランバー・バルデス(アストロズ)
  • 46位 ブレント・ルーカー(アスレチックス)
  • 47位 マーセル・オズナ(ブレーブス)
  • 48位 クリスチャン・ウォーカー(アストロズ)
  • 49位 ピート・アロンソ(メッツ)
  • 50位 ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)
  • 51位 ローガン・ギルバート(マリナーズ)
  • 52位 テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)
  • 53位 アンソニー・サンタンデール(ブルージェイズ)
  • 54位 ライリー・グリーン(タイガース)
  • 55位 ディラン・シース(パドレス)
  • 56位 ギャレット・クローシェ(レッドソックス)
  • 57位 エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)
  • 58位 アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
  • 59位 カル・ローリー(マリナーズ)
  • 60位 ウィル・スミス(ドジャース)
  • 61位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
  • 62位 マーカス・セミエン(レンジャーズ)
  • 63位 山本由伸(ドジャース)
  • 64位 今永昇太(カブス)
  • 65位 カイル・シュワーバー(フィリーズ)
  • 66位 スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
  • 67位 マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
  • 68位 バイロン・バクストン(ツインズ)
  • 69位 マイケル・キング(パドレス)
  • 70位 ハンター・グリーン(レッズ)
  • 71位 タイラー・グラスナウ(ドジャース)
  • 72位 コディ・ベリンジャー(ヤンキース)
  • 73位 鈴木誠也(カブス)
  • 74位 セス・ルーゴ(ロイヤルズ)
  • 75位 ジョージ・カービー(マリナーズ)
  • 76位 ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
  • 77位 デビン・ウィリアムス(ヤンキース)
  • 78位 メイソン・ミラー(アスレチックス)
  • 79位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
  • 80位 J・T・リアルミュート(フィリーズ)
  • 81位 マーク・ビエントス(メッツ)
  • 82位 ロイス・ルイス(ツインズ)
  • 83位 ルイス・アライズ(パドレス)
  • 84位 ジュリクソン・プロファー(ブレーブス)
  • 85位 イサーク・パレイデス(アストロズ)
  • 86位 ウィルソン・コントレラス(カージナルス)
  • 87位 ブライス・ミラー(マリナーズ)
  • 88位 ジャスティン・スティール(カブス)
  • 89位 ケリー・カーペンター(タイガース)
  • 90位 ローレンス・バトラー(アスレチックス)
  • 91位 ブランドン・ニモ(メッツ)
  • 92位 イアン・ハップ(カブス)
  • 93位 ダンズビー・スワンソン(カブス)
  • 94位 メイソン・ウィン(カージナルス)
  • 95位 ノーラン・アレナド(カージナルス)
  • 96位 ポール・ゴールドシュミット(ヤンキース)
  • 97位 ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)
  • 98位 ジェームス・ウッド(ナショナルズ)
  • 99位 ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)
  • 100位 佐々木朗希(ドジャース)

チームごと有力選手数ランキング

チームごとのランクイン人数を多い順に並べてみます。

  • 1位 ドジャース: 8名 (大谷、ベッツ、フリーマン、スネル、ヘルナンデス、スミス、山本、グラスナウ、佐々木)
  • 2位 ブレーブス: 6名 (アクーニャJr.、セール、ライリー、オルソン、オズナ、ハリス2世、プロファー)
  • 2位 ヤンキース: 6名 (ジャッジ、コール、フリード、ベリンジャー、ウィリアムス、ゴールドシュミット)
  • 2位 パドレス: 6名 (タティスJr.、メリル、マチャド、シース、キング、アライズ)
  • 2位 カブス: 6名 (タッカー、今永、鈴木、スティール、ハップ、スワンソン)
  • 6位 メッツ: 5名 (ソト、リンドーア、アロンソ、ビエントス、ニモ)
  • 6位 マリナーズ: 5名 (ロドリゲス、ギルバート、ローリー、カービー、ミラー)
  • 6位 アストロズ: 5名 (アルバレス、アルトゥーベ、バルデス、ウォーカー、パレイデス)
  • 9位 フィリーズ: 4名 (ハーパー、ウィーラー、ターナー、シュワーバー、リアルミュート)
  • 9位 ダイヤモンドバックス: 4名 (マルテ、バーンズ、キャロル、ギャレン)
  • 9位 レンジャーズ: 4名 (シーガー、セミエン、ラングフォード、デグロム)
  • 9位 ロイヤルズ: 4名 (ウィットJr.、レイガンズ、ルーゴ、ペレス)
  • 9位 レッドソックス: 4名 (デバース、デュラン、ブレグマン、クローシェ)
  • 14位 ブリュワーズ: 3名 (W.コントレラス、チューリオ、イェリッチ)
  • 14位 ガーディアンズ: 3名 (ラミレス、クラセ、クワン)
  • 14位 タイガース: 3名 (スクーバル、グリーン、カーペンター)
  • 14位 ジャイアンツ: 3名 (チャップマン、アダメス、ウェブ)
  • 14位 カージナルス: 3名 (W.コントレラス、ウィン、アレナド)
  • 14位 ツインズ: 3名 (コレア、バクストン、ルイス)
  • 14位 アスレチックス: 3名 (ルーカー、ミラー、バトラー)
  • 21位 ブルージェイズ: 2名 (ゲレーロJr.、サンタンデール)
  • 21位 オリオールズ: 2名 (ヘンダーソン、ラッチマン)
  • 21位 レッズ: 2名 (デラクルーズ、グリーン)
  • 24位 エンゼルス: 1名 (トラウト)
  • 24位 ナショナルズ: 1名 (ウッド)

個人成績や選手ランキングをチェックしましたが、ロサンゼルス・ドジャースが多くの有力選手を抱えていることがわかります。

【2025年版】メジャーリーグの強いチームランキング | 1番強いチームは?

ここまで昨年(2024年)のチーム成績と選手個人の成績をチェックしてきました。

最後に、参考情報としてチェックしておきたいのはFangraphsの順位予想です。

Fangraphsは専門家やシンクタンクと提携しメジャーリーグの統計データや分析記事を提供しているFangraphs社のサイトであり、このサイト内にチームの予想順位が掲載されています。Fangraphsは高度な統計を使った順位予想が特徴で、多くの専門家が利用しています。

下記は2025年シーズン開幕前の予想勝率ランキングTOP5です。

1位:ロサンゼルス・ドジャース (予想勝率.594、96勝66敗)

ランキング1位はロサンゼルス・ドジャースでした。

主な理由としては、世界一に輝いた昨季から主力の流出が少なく、なおかつブレイク・スネルや佐々木朗希投手、タナー・スコット、カービー・イエーツ、マイケル・コンフォート、キム・ヘソンなど新戦力も充実していることが挙げられます。

また同地区のチームがドジャースと比較して補強に積極でないこともあり、今年も高い勝率が見込まれています。

2位:アトランタ・ブレーブス (予想勝率.574、93勝69敗)

2位は直近10年で6回の地区優勝を果たし、2021年には世界一に輝いているアトランタ・ブレーブスです。

昨年も前評判は高かったのですが、ロナルド・アクーニャJrやオジー・アルビーズなど、主力選手がケガでメンバーが揃わない期間が長く、苦しいシーズンを送りました。そんな中でもポストシーズンに進出しているところをみると、やはりチーム全体の力は高いと言えるでしょう。

2025年シーズンは外野手のジュリクソン・プロファーを獲得しましたが、エースのマックス・フリードや長年ローテーションを守り続けてきたチャーリー・モートンが退団し、先発陣に不安が残ります。

3位:ニューヨーク・ヤンキース (予想勝率.540、87勝75敗)

3位はニューヨーク・ヤンキースです。昨シーズン(2024年)は世界一まであと一歩のところでドジャースに敗れました。

2025年シーズンは、主軸のフアン・ソトやクローザーのクレイ・ホームズなど多くの主力が抜けた一方で、「エアベンダー」という魔球を操るリリーバーのデビン・ウィリアムズ、ブレーブスのエース、マックス・フリード、MVP受賞経験のあるポール・ゴールドシュミット、コディ・ベリンジャーらを獲得し世界一を目指します。

4位:フィラデルフィア・フィリーズ (予想勝率.539、87勝75敗)

直近3年連続でポストシーズンに進出しているフィラデルフィア・フィリーズが4位でした。

投手ではザック・ウィーラーとアーロン・ノラのWエース、野手ではブライス・ハーパーやトレー・ターナーなど、MLBを代表する選手が中心となり、投打のバランスが非常に良いチームです。

5位:ニューヨーク・メッツ (予想勝率.536、87勝75敗)

5位はニューヨーク・メッツです。

MVP候補のフアン・ソトをFAで獲得し、主砲のピート・アロンソの引き止めに成功するなど、強力打線を形成しています。投手ではエースの千賀滉大投手を中心に中堅〜ベテラン投手で運用する方針のようです。

ここまで昨季の成績や個人成績、またFangraphsの順位予想をみてきましたが、やはり総合的にみて現在メジャーリーグで1番強いチームはロサンゼルス・ドジャースだと言えます。

世界一強い野球チームは?【ロサンゼルス・ドジャース】

世界の野球界には、国際レベルとプロリーグレベルで異なる「最強チーム」が存在します。

国際レベルでは、日本が世界のトップに立っています。WBSC世界ランキングで1位を獲得し、2023年のWBCでも侍ジャパンが優勝を果たしました。このランキングは、トップレベルから少年野球まで、各世代の成績を総合的に評価しています。

一方、プロリーグとしては、メジャーリーグ(MLB)が世界最高峰として認められています。世界中から優秀な選手が集まり、大谷翔平選手や山本由伸投手など、日本のトップ選手も挑戦の場として選んでいます。

MLBの中で最も強いチームは、ロサンゼルス・ドジャースです。2024年にワールドシリーズを制覇し、過去10年間で9回の地区優勝、2度の世界一という輝かしい実績を持っています。MVPクラスの選手と有望な若手を効果的に起用する運営力も、このチームの強さを支えています。

MLBで歴代最強のチームは?

MLBの歴代最強チームを1つに絞ることは非常に難しいです。というのも、時代ごとに投手のマウンドの高さやボールの仕様、球場の広さ、シーズンの試合数など、野球を取り巻く環境が大きく異なるため、単純に比較はできません。

そのため、レギュラーシーズンの勝利数や勝率、ポストシーズンでの成績、さらにはチーム内の選手個々の記録といった複数の要素を総合的に考慮し、2つのチームを選びました。

1998年 ニューヨーク・ヤンキース

ジョー・トーレ監督率いるヤンキースは、レギュラーシーズン114勝48敗という驚異的な成績を収め、ポストシーズンでの勝利を含めると125勝を達成しました。デレク・ジーター、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティット、マリアノ・リベラからなる「コア・フォー」を中心に、圧倒的な強さを見せ、ワールドシリーズではサンディエゴ・パドレスを4勝0敗で下して世界一に輝いています。

2001年 シアトル・マリナーズ

この年のマリナーズは116勝46敗という歴代最多勝利タイ記録を樹立しました。新人のイチロー選手が242安打を放ち、MVPとルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)の両賞を獲得する活躍を見せました。しかし、レギュラーシーズンでの圧倒的な成績とは対照的に、アメリカンリーグチャンピオンシップシリーズでヤンキースに1勝4敗で敗れ、ワールドシリーズ進出は果たせませんでした。

MLBで優勝したことがないチームは?

2025年現在、ワールドシリーズ優勝経験のないチームは下記の5チームです。

シアトル・マリナーズ (1977年創設)

このリストの中では唯一ワールドシリーズ出場経験がない球団です。

同地区にヒューストン・アストロズやテキサス・レンジャーズといった競合がおり、イチロー選手を擁した2001年以来地区優勝もできていません。

タンパベイ・レイズ (1998年創設)

1998年創設と新しいチームであり、また球団の選手補強にかけられる予算が少ない、いわゆるスモールマーケットチームです。

レイズは、選手を育てる力や監督の采配のうまさに加え、フロントオフィス(球団経営陣)が優秀で、トレードやFA市場での動きがとても上手です。そのため、予算が少ないながらも効率的な運営を行い、その結果として2008年と2020年の2回、ワールドシリーズに進出しました。

コロラド・ロッキーズ (1993年創設)

2007年にワールドシリーズに出場しています。

標高の高い本拠地クアーズ・フィールドの特殊な環境からくる投手陣の育成と補強の難しさ、またフロントの運営戦略の問題を抱えています。

また、ロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツといった強豪チームが揃うナ・リーグ西地区に所属していることから、上位浮上が難しい球団です。

ミルウォーキー・ブルワーズ (1969年創設)

近年地区優勝やポストシーズンの常連となっているブルワーズも、ワールドシリーズ制覇は達成できていません。

1982年にワールドシリーズ出場しています。

サンディエゴ・パドレス (1969年創設)

パドレスは1984年、1998年の2回ワールドシリーズ出場経験があります。

最近では多くのスター選手が所属する強豪チームとなっていますが、同地区にロサンゼルス・ドジャースやサンフランシスコ・ジャイアンツといったライバルがおり、2006年以降地区優勝ができていません。

まとめ:ドジャースに対抗するチームは出てくるか

この記事では「メジャーリーグの強いチームランキング」を知るために、昨年(2024年)のチーム成績、個人成績、統計分析をチェックしていきました。その結果、メジャーリーグで現在一番強いチームはロサンゼルス・ドジャースとなりました。

ただ、メジャーリーグは選手の移籍が活発なため、短期間の間に勢力図が変わることもあります。ぜひ2025年もメジャーリーグを追っていきましょう。

海外野球用品オンラインセレクトショップをオープンしました

「あのメジャーリーガーが使っているグローブがほしい」

そんな思いを叶えるため、海外野球用品を取り扱うオンラインセレクトショップPlaycatchをオープンしました。

Playcatchではメジャーリーガー使用モデルはもちろん、日本では入手困難なアメリカのグラブなどを取り揃えています。

MLB情報
Star Baseball Playersをフォローする
Star Baseball Players
タイトルとURLをコピーしました