今回はMLBヒューストン・アストロズに所属するジャスティン・バーランダーについてご紹介します。
バーランダーのプロフィール
ジャスティン・ブルックス・バーランダー(Justin Brooks Verlander)はアメリカ・バージニア出身の1983年2月20日生まれです。2024年現在、MLBヒューストン・アストロズに所属する右投右打の投手です。
妻のケイト・アプトンもモデルとして活躍しています。弟のベン・バーランダーもスポーツアナリストとして活躍しており、大谷翔平選手の大ファンであることから、日本でも話題に上がることがあります。
睡眠へのこだわりが強く、1日10時間は寝るそうです。
バーランダーのプレースタイル
30代後半の選手ですが、スリークォーター気味のフォームから160キロ前後のフォーシームを中心に、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げる本格派投手です。
スタミナ、コントロールも共に一級品で、イチロー選手や大谷翔平選手も絶賛しているピッチャーです。
バーランダーの成績
アマチュア時代から肩が強く、高校入学時には150キロ近いボールを投げていたそうです。そんなバーランダーは2004年にMLBドラフト1巡目(全体2位)でデトロイト・ダイガースに指名されてプロ入りしました。
2005年にメジャーデビューしますが、結果が出ずにマイナーリーグに降格しています。
2006年から先発ローテーションに定着しました。この年、30試合に登板し17勝9敗、防御率3.63、WHIP1.33と活躍し、新人王を獲得しました。
2007年もさらに成績を向上させ、勝率リーグトップ、ノーヒットノーラン達成とエースに成長しました。
2009年には35試合に登板し19勝9敗、269奪三振、防御率3.45、WHIP1.18という成績で、最多勝利と最多奪三振を獲得しました。シーズンオフに5年8000万ドル(約87億円)で契約を延長しています。
2011年は34試合に登板し24勝5敗、250奪三振、防御率2.40、WHIP0.92と大活躍。最多勝利と最多奪三振、最優秀防御率の投手3冠を達成し、サイ・ヤング賞を満票で受賞しました。この年のMVPも受賞しています。
その後はケガで離脱する期間もありましたが、2017年までデトロイト・ダイガースのエースとして君臨し続けました。
2017年のシーズン中にトレードされ、ヒューストン・アストロズへ移籍しました。この年アストロズでワールドシリーズを制覇しています。
2017年以降も毎年のようにリーグトップクラスの成績を残し続けていましたが、2020年シーズン中にトミー・ジョン手術を受けることを発表し、チームを離脱しました。
復帰した2022年は28試合に登板し18勝4敗、防御率1.75、WHIP0.83と見事に復活をとげ、サイ・ヤング賞、最多勝利、最優秀防御率、カムバック賞を獲得しました。オフにFAとなり、ニューヨーク・メッツへ移籍しました。
2023年はシーズン途中にトレードでヒューストン・アストロズへ再び移籍しました。このトレードはバーランダー本人が不調だったというよりも、チームが今年のプレーオフ進出を諦めたことが原因です。この年27試合に登板し13勝3敗、防御率3.22、WHIP1.13をマークしています。
長きにわたってMLBのトップレベルで活躍し続けている選手ですので、ずべての情報を詳しくは紹介できませんでしたが、最後にバーランダーがこれまでに獲得した主なタイトルや表彰、記録などをまとめてみます。
- 最多勝4回
- 最優秀防御率2回
- 最多奪三振5回
- サイ・ヤング賞3回
- シーズンMVP1回
- 新人王
- ノーヒットノーラン3回
- MLBオールスターゲーム選出9回
このリストだけをみてもバーランダーの凄さが分かりますね。
バーランダーの契約、年俸
バーランダーは2023年からの2年で8600万ドル(約117億円)でニューヨーク・メッツと契約しています。その後ヒューストン・アストロズへトレードされましたが、この年俸のほとんどをニューヨーク・メッツが負担しています。
バーランダーのグローブ
バーランダーはローリングスのグローブを使用しています。
バーランダーのスパイク
バーランダーはアンダーアーマーのスパイクを使用しています。