今回はMLBのボストン・レッドソックスに所属するケンリー・ジャンセンについてご紹介します。
ケンリー・ジャンセンのプロフィール
ケンリー・ジェロニモ・ジャンセン(Kenley Geronimo Jansen)は1987年9月30日生まれのオランダ領アンティルのキュラソー島出身です。2024年現在、MLBのボストン・レッドソックスに所属している右投両打の抑え投手です。背番号は74。
キュラソー島といえば現在NPBの福岡ソフトバンクホークスに所属しているウラディミール・バレンティン選手の出身としても有名ですね。
ケンリー・ジャンセンのプレースタイル
最速160キロのストレートと平均150キロのカットボールが投球の9割を占めるという豪腕投手です。この他にはツーシームとスライダーも時折投げます。
打球の7割がフライ系の打球という典型的なフライボールピッチャーです。
ケンリー・ジャンセンの成績
2004年にアマチュアFAでロサンゼルス・ドジャースと契約しプロ入りしました。現在は投手として活躍していますが、2009年までは捕手としてプレーしていました。
2009年には第2回WBCにオランダ代表として捕手で出場しました。シーズン終盤に投手に転向しました。
2010年にメジャーデビューしました。中継ぎとして25試合に登板し0勝0敗、4ホールド、4セーブ、防御率0.67、WHIP1.00と好成績を残しました。
2012年から本格的に抑えに定着しました。65試合に登板し5勝3敗、8ホールド、25セーブ、防御率2.35、WHIP0.85という成績でした。
2013年は第3回WBCのオランダ代表として選出されましたが、前年に受けた不整脈の影響を考慮して辞退しました。それでも怪我人のでたチームの追加選手として決勝ラウンドからチームに合流しました。シーズンでは75試合に登板し4勝3敗、16ホールド、28セーブ、防御率1.88、WHIP0.86という成績でした。
2016年は71試合に登板し3勝2敗、47セーブ、防御率1.83、WHIP0.67という成績でした。この年、初めてのオールスターゲームに選出され、最優秀救援投手賞を獲得しました。
2017年はシーズン前に開催された第4回WBCにオランダ代表として選出されましたが、不参加を表明しました。しかしチームが決勝トーナメントに選出されるとこれを撤回し代表に合流しました。シーズンでは65試合に登板5勝0敗、41セーブ、防御率1.32、WHIP0.75という成績でした。最多セーブ、最優秀救援投手賞を獲得しています。
2019年は62試合に登板し5勝3敗、33セーブ、防御率3.71、WHIP1.06という成績でした。通算300セーブを達成しました。
2021シーズン終了後にFAとなりアトランタ・ブレーブスへ移籍しました。
2022年は65試合に登板し5勝2敗、41セーブ、防御率3.38、WHIP1.05という成績でした。セーブ王に輝いています。シーズン終了後にFAとなり、ボストン・レッドソックスへ移籍しました。
2023年は51試合に登板し3勝6敗、29セーブ、防御率3.63、WHIP1.28という成績でした。自身4度目のオールスターゲームに選出されています。
ケンリー・ジャンセンの契約、年俸
ボストン・レッドソックスと2023年からの2年総額3200万ドル(約44億円)で契約しています。
ケンリー・ジャンセンのグローブ
ケンリー・ジャンセンはローリングスのグローブを使用しています。日本で同じモデルを購入できるところは見つかりませんでしたので、一番デザインが似ているジャスティン・バーランダーモデルのグローブを紹介します。
ケンリー・ジャンセンのスパイク
ケンリー・ジャンセンはジョーダンのスパイクを使用しています。