今回はMLBのミルウォーキー・ブルワーズに所属しているジョシュ・ヘイダーについてご紹介します。
ジョシュ・ヘイダーのプロフィール
ジョシュ・ロナルド・ヘイダー(Josh Ronald Hader)。1994年4月7日生まれのアメリカ・メリーランド州出身です。2021年現在、MLBのミルウォーキー・ブルワーズに所属している左投左打のピッチャーです。背番号は71。
ジョシュ・ヘイダーのプレースタイル
奪三振能力の高さが魅力のリリーフ投手です。
2019年シーズンの9イニング当たりの奪三振数(K/9)が16.4を記録しています。これはMLBでも圧倒的な成績です。また、9イニング当たりの与四球数(BB/9)が2.4と制球も良いです。
球種はほぼフォーシームとスライダーのみで、投球の約80%がフォーシームです。平均球速は95.4マイル(約153.5キロ)とそこそこ。それでもややサイドスロー気味な変則フォームから繰り出されるフォーシームは浮き上がるような軌道を描きます。
最近はクローザーをつとめていますが、最終回以外の登板やイニング跨ぎをすることも多く、登板数よりも投球回数が多いことが特徴です。
試合のどの場面でも登場し、フォーシームとスライダーの2球種で奪三振を連発するという、とてもかっこいい選手です。
ジョシュ・ヘイダーの成績
当時高校生だったジョシュ・ヘイダーは2012年のMLBドラフト19巡目(全体583位)でボルチモア・オリオールズから指名されます。
2013年にヒューストン・アストロズへトレードされます。その翌々年の2015年にはミルウォーキー・ブルワーズへ再びトレードされます。
短い期間に2度トレードされていますが、その間もマイナーリーグで好成績を残し続けており、決して結果を残せなかったというわけではありません。
2017年にメジャーデビューし35登板、2勝3敗、12ホールド、68奪三振、奪三振率12.8、防御率2.08、WHIP0.99と好成績を残します。
2018年は55登板、6勝1敗、21ホールド、12セーブ、143奪三振、奪三振率15.8、防御率2.43、WHIP0.81と2年連続で好成績を残しました。複数の試合を跨ぎ、連続する16アウトを全て三振で記録したり、左の救援投手として歴代最多の奪三振数を残すなど、派手な活躍もあり、オールスター出場と最終救援投手賞受賞を果たします。
2019年はクローザーとして起用され、61登板、3勝5敗、6ホールド、37セーブ、138奪三振、奪三振率16.4、防御率2.62、WHIP0.81という成績を残しました。2年連続で最終救援投手賞を受賞しました。
2020年は新型コロナウィルスの影響で短縮シーズンとなりました。この年は21登板、1勝2敗、13セーブ、31奪三振、防御率3.79、WHIP0.95という成績でした。
ジョシュ・ヘイダーの契約、年俸
シーズン前に年俸調停でジョシュ・ヘイダーは年俸640万ドル(約7億円)を希望していたものの、これが認められず2020年は410万ドル(約4億5000万円)でプレーすることになりました。
ジョシュ・ヘイダーのグローブ
ジョシュ・ヘイダーはローリングスのグローブを使用しています。
残念ながら日本では取り扱いがないため、日本で購入できるグローブの中で一番近いものを紹介します。
ジョシュ・ヘイダーのスパイク
ジョシュ・ヘイダーはアンダーアーマーのスパイクを使用しています。