3分でわかるザック・グレインキー【成績&プレースタイル&グローブ】

ザック・グレインキー カンザスシティ・ロイヤルズ
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今回はMLBのカンザスシティ・ロイヤルズに所属していたザック・グレインキーについてご紹介します。

ザック・グレインキーを3行でまとめると
  • MLBのカンザスシティ・ロイヤルズに所属していた右投右打の先発投手
  • 全盛期には160キロに迫る速球が武器の投手だったが、年齢と共に多彩な変化球と熟練の投球術を駆使する投球にモデルチェンジ
  • マウンドから次に投げる球種をキャッチャーに口頭で伝えてしまうなど、変わった言動が多いことで有名
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ザック・グレインキーのプロフィール

ドナルド・ザカリー・グレインキー(Donald Zackary Greinke)は1983年生まれのアメリカ・フロリダ州出身です。2024年現在はフリーエージェントとなっています。右投右打のピッチャーです。

マウンドから次に投げる球種をキャッチャーに口頭で伝えてしまうなど、変わった言動が多いことで有名な選手です。

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ザック・グレインキーのプレースタイル【打率3割を越えたこともあるバッティングも魅力】

Zack Greinke, The Weirdest Player in Baseball

若手時代は160キロに迫るフォーシームや、切れ味抜群のスライダーを武器とする投手でしたが、年齢と共に球速が低下しています。

最近は140キロ台のフォーシームと同じ球速のスライダー、チェンジアップを織り交ぜながら、100キロ台のスローカーブを時折投げることによりバッターを困惑させるピッチングスタイルに変化しています。

コントロールに非常に優れ、ファンの間で精密機械と呼ばれています。ゴールドグラブ賞を何度も受賞しており、守備も超一流です。

また、バッティングが非常に良いことでも有名で1試合2本塁打を放つ試合があったり、打率3割を超えるシーズンもありました。シルバースラッガー賞を複数回受賞しており、文字通り攻守に優れた選手です。

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ザック・グレインキーの成績【社会不安障害で一時は引退も考えた】

Zack Greinke Ultimate 2019 Highlights

2002年のMLBドラフト1巡目(全体6位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名を受けます。

約1年をマイナーで過ごした後、2004年にメジャーデビューを果たします。メジャーではかなり早い20歳でのメジャーデビューとなりました。この年24試合に登板し8勝11敗で防御率3.97、WHIP1.17と20歳のルーキーとしては十分な成績を残しています。

2005年は後半に調子を落とし、33試合に登板し5勝17敗で防御率5.80、WHIP1.56という結果になりました。

2006年には社会不安障害を患いチームを離脱しました。一時は自殺を考えるほど深刻な状態でしたが、最終的には復帰しました。

完全に復帰した2007年は後半はリリーフに回ります。52試合に登板し7勝7敗で防御率3.69、WHIP1.30という成績でした。

2008年は先発に復帰。32試合に登板し13勝10敗で防御率3.47、WHIP1.28と成績を上げています。

2009年には33試合に登板し16勝8敗で防御率2.16、WHIP1.07と圧巻の成績をおさめます。オールスターにも初選出され、サイ・ヤング賞も受賞。飛躍の年となりました。

2010年は前年ほどの好成績ではありませんでしたが、一年間投げ抜きます。33試合に登板し10勝14敗で防御率4.17、WHIP1.25という成績でした。シーズン終了後トレードでミルウォーキー・ブルワーズに移籍しました。

ミルウォーキー・ブルワーズの一員として迎えた2011年はケガで出遅れましたが5月に復帰しました。この年28試合に登板し16勝6敗で防御率3.44、WHIP1.20と素晴らしい成績を残しました。

2012年はシーズン途中にロサンゼルス・エンゼルスにトレードされます。34試合に登板し15勝5敗で防御率3.48、WHIP1.20という結果でした。シーズン終了後にFAとなりロサンゼルス・ドジャースに移籍します。

2013年はシーズン序盤に乱闘による負傷で離脱したこともあり、登板数は伸ばせませんでしたが、28試合に登板し15勝4敗で防御率2.63、WHIP1.11と好成績を残しました。またこの年、打率.328という野手顔負けのバッティングを披露しシルバースラッガー賞を初めて受賞しました。

2014年は32試合に登板し17勝8敗で防御率2.71、WHIP1.15で、5年ぶりのオールスターに出場しました。またゴールドグラブ賞も初めて受賞しています。

2015年は32試合に登板し19勝3敗で防御率1.66、WHIP0.84と圧巻の成績を残し、オールスター出場、最優秀防御率、ゴールドグラブ賞を獲得。ちなみに防御率1.66は21世紀のMLBでは最高の記録です。この年の終わりに、契約上のFA権を行使しアリゾナ・ダイアモンドバックスに移籍しました。

2016年は低調とケガが重なり、26試合に登板し13勝7敗で防御率4.37、WHIP1.27という成績になっています。ゴールドグラブ賞を受賞しています。

2017年は前年よりも成績を上げ、32試合に登板し17勝7敗で防御率3.20、WHIP1.07でオールスターに選出され、ゴールドグラブ賞も受賞しています。

2018年は序盤は苦しんだものの後半に巻き返し、33試合に登板し15勝11敗で防御率3.21、WHIP1.08という成績でした。オールスターに選出され、ゴールドグラブ賞を受賞しています。

2019年はシーズン中盤にヒューストン・アストロズへトレードへ移籍しました。33試合に登板し18勝5敗で防御率2.93、WHIP0.98と素晴らしい成績を残し、オールスター選出、ゴールドグラブ賞受賞、シルバースラッガー賞受賞と、チームが変わっても好成績をおさめています。

2021年シーズン終了後にFAとなり、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍しました。

2023年は30試合に登板し2勝15敗で防御率5.06、WHIP1.27という成績でした。シーズンオフにFAとなっています。

ザック・グレインキーの契約、年俸【MLB史上最高額】

ザック・グレインキーは2023年はカンザスシティ・ロイヤルズ850万ドル(約10億円)でプレーしていました。

ザック・グレインキーのグローブ

ザック・グレインキーはローリングスのグローブを使用しています。

ザック・グレインキーのスパイク

ザック・グレインキーはニューバランスのスパイクを使用しています。

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