今回はMLBのニューヨーク・ヤンキースに所属するゲリット・コールについてご紹介します。
ゲリット・コールのプロフィール
ゲリット・アラン・コール(Gerrit Alan Cole)。1990年9月8日生まれのアメリカ・カリフォルニア出身。2024年現在、MLBのニューヨーク・ヤンキースに所属する右投右打の投手です。背番号は45。
ちなみに妻のエイミーはサンフランシスコ・ジャイアンツに所属するブランドン・クロフォードの妹です。
ゲリット・コールのプレースタイル【160キロ超のストレート&多彩な変化球で三振を量産】
MAX160キロを超えるフォーシームを軸に、キレのある変化球(スライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカー)を織り交ぜた投球を見せるピッチャーです。
デビュー当時はフォーシーム、ツーシーム、カットボールという速球系のボールだけでほぼピッチングを組み立てていましたが、緩急をつけるためにスライダーやカーブ等の変化球の割合を増やすことで成績を向上させていきました。
奪三振率もリーグトップクラスの成績を残しながら、試合終盤でも160キロ超えを叩き出すスタミナもあります。
ゲリット・コールの成績【ドラフト1巡目での指名を蹴って大学進学】
MAX98マイル(約158キロ)を投げる投手として、高校時代の2008年にMLBドラフト1巡目(全体28位)でニューヨーク・ヤンキースから指名されますが、大学進学のためにこれを拒否します。大学時代に2度アメリカ代表として来日しています。大学のチームメイトにトレバー・バウアーがいます。
2011年に再びMLBドラフト1巡目(全体1位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され入団します。まさにエリート中のエリートですね。
2013年にメジャーデビューし、10勝7敗、100奪三振、防御率3.22、WHIP1.17と好成績をマーク。
2014年は怪我もあり少し成績を下げましたが、それでも11勝5敗、138奪三振、防御率3.65、WHIP1.21と安定した成績を残します。
2015年は年間通じて好成績をおさめ、208投球回、19勝8敗、202奪三振、防御率2.60、WHIP1.09で主要部門で軒並みリーグトップ10入りしました。
2016年、2017年と右肘の不調もあり、全体的に低調になってしまいます。
2018年にヒューストン・アストロズへとトレードされますが、ここからゲリット・コールは才能を更に開花させ、2018年シーズンは15勝5敗、276奪三振、防御率2.88、WHIP1.03と素晴らしい成績を残しました。
2019年も20勝5敗、326奪三振、防御率2.50、WHIP0.90と圧巻の成績を残します。奪三振率13.8は史上最高値を記録し、サイ・ヤング賞投票で2位になっています。この年の終わりにFAでニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。この年に記録した奪三振率13.8は歴代最高値となっています。
2020年シーズンは新型コロナウィルスの影響により短縮シーズンとなりました。それでも12試合に登板し、2勝1敗、94奪三振、防御率2.84、WHIP0.96と好成績をマークしました。
2021年は30試合に登板し16勝8敗で防御率3.23、WHIP1.06を記録し、最多勝を獲得しました。オールスターゲームに選出されています。
2023年は33試合に登板し15勝4敗で防御率2.63、WHIP0.98でサイ・ヤング賞、最優秀防御率を受賞しています。
ゲリット・コールの契約、年俸【MLB史上最高額】
2019年に9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)でニューヨーク・ヤンキースと契約しています。平均年俸3600万ドル(約39億1500万円)はMLB史上最高額です。
ゲリット・コールのグローブ
ゲリット・コールはローリングスのグローブを使っています。
残念ながら日本では同じモデルの取り扱いがないため、似たモデルのジャスティン・バーランダーモデルを紹介しておきます。
ゲリット・コールのユニフォーム
ゲリット・コールのスパイク
ゲリット・コールはナイキのスパイクを使用しています。