今回はMLBのサンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有投手についてご紹介します。
ダルビッシュ有投手のプロフィール
ダルビッシュ有(ダルビッシュ・セファット・ファリード・有)投手は大阪府羽曳野市出身の1986年8月16日生まれです。2024年現在、MLBのサンディエゴ・パドレスに所属する右投右打の投手(先発)です。背番号は11。
父はイラン、母は日本の方でダルビッシュ投手はハーフになります。22歳の時に日本国籍を選択しました。
格闘家の山本聖子(ダルビッシュ聖子)さんと2016年に結婚しています。以前はタレントの紗栄子さんと結婚していました。弟に元格闘家の翔さんと元俳優の賢太さんがいます。
後述のように日本を代表する投手であり、なおかつ整った顔立ちである事から髪型を変えるだけでネットニュースになるほどの人気があります。
TwitterやYoutubeでの活動も活発で、野球の話だけでなくゲームの話題など幅広い内容を発信しています。
ダルビッシュ有投手のプレースタイル
スリークォーターから繰り出される最速159キロのストレートも魅力ですが、それ以上にメジャーで注目されているのが球種の多さです。
変化球は実に11種類もあります。さらに同じ変化球でも曲がり幅やスピードを自在に操ることができるため、実際には球種は11種類以上あるとも言われています。様々な球種を持つダルビッシュ投手の主な変化球はカットボール、スライダー、カーブ、ツーシーム、スプリッターとなっています。
このことからもわかるように身体を思った通りに操る能力が非常に高い投手であり、練習で左投げで130キロのストレートを投げたり、変化球を投げたりすることも可能です。
自身のSNSなどで変化球について語ったり、変化球に関する本を出版するなど、変化球へのこだわりが強いです。
ご紹介している動画で各変化球が紹介されています。
ダルビッシュ有投手の成績
プロ入り前
小学生の時に野球を始め、当時から世界大会に出場するほどの好選手でした。アイスホッケーも野球と並行で行っていました。
東北高等学校に進学後はケガに苦しみながらも甲子園に4度出場するなど大活躍をしました。
2004年に行われたドラフトで4球団競合の末に北海道日本ハムファイターズへの入団が決定しました。
プロ入り前に未成年での喫煙が発覚し謹慎処分を受けました。
北海道日本ハムファイターズ時代
プロ1年目の2005年、シーズン途中に一軍へ上がり14試合に登板。完封勝利を含む5勝5敗、防御率3.53、WHIP1.54と活躍しました。
2007年に初の開幕投手をつとめました。26試合に登板し、15勝5敗、防御率1.82、WHIP0.83、210奪三振と好成績をおさめ沢村賞、最多奪三振、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、最優秀選手(MVP)、日本シリーズ敢闘選手賞とタイトルや賞をたくさん獲得しました。この年、オールスターゲームにも初選出されています。
2008年は25登板、16勝4敗、防御率1.88、WHIP0.90、208奪三振という成績でした。ゴールデングラブ賞を獲得しています。シーズン中に行われた北京オリンピックの日本代表チームにエースとして選出されました。
2009年は23試合に登板し、15勝5敗、防御率1.73、WHIP0.90、167奪三振でした。最優秀防御率、最高勝率、ベストナイン、最優秀選手(MVP)を獲得しました。シーズン前に行われた第2回WBCの日本代表に選出され、金メダルを獲得しています。
2011年は28試合に登板し、18勝6敗、防御率1.44、WHIP0.83、276奪三振でした。最多奪三振を獲得しています。また、両リーグ通じて初めての5年連続防御率1点台を記録したことでパ・リーグ連盟特別表彰を受けています。オフにポスティングシステムを利用しメジャーリーグのテキサス・レンジャーズへ移籍しました。
テキサス・レンジャーズ時代
2012年シーズンは29試合に登板し、16勝9敗、防御率3.90、WHIP1.28、221奪三振という成績でオールスターゲームに選出されています。
2013年は32試合に登板し、13勝9敗、防御率2.83、WHIP1.07、277奪三振で最多奪三振を獲得しました。2年連続のオールスターゲーム選出やサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど素晴らしい成績を残しました。
2014年はケガの影響で登板数を減らしました。22試合に登板し、10勝7敗、防御率3.06、WHIP1.26、182奪三振という結果でした。シーズンオフにトミー・ジョン手術を受けました。その影響で2014年の終盤から2016年の序盤にかけて登板がありませんでした。
2016年にケガから復帰し、最終的に17試合に登板し7勝5敗、防御率3.41、WHIP1.12という成績を残しました。
2017年シーズン途中にトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。
ロサンゼルス・ドジャース時代
ロサンゼルス・ドジャースには2017年のシーズン後半のみ在籍しています。
シーズントータルでの成績は31登板、10勝12敗、防御率3.86、WHIP1.16、209奪三振となっています。
シーズン終了後にFAとなり、シカゴ・カブスに移籍しました。
シカゴ・カブス時代
2018年シーズンはシーズン前半にケガで離脱しわずか8試合の登板に終わりました。
2020年は新型コロナウィルスの影響により短縮シーズンとなりました。この年はシーズンを通して好調を維持し、最終的に12登板、8勝3敗、防御率2.01、WHIP1.09、93奪三振という成績を残しました。この年MLBで日本人初の最多勝利、サイ・ヤング賞の投票で2位に選ばれるなど記録的な大活躍でした。シーズン終了後にバッテリーを組むことの多いビクター・カラティーニと共にトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍しました。
サンディエゴ・パドレス時代
2021年シーズンは開幕投手に選ばれました。この年30試合に登板し、8勝11敗、防御率4.22、WHIP1.09、199奪三振という成績でした。5回目のオールスターゲームに選出されています。
2022年は30試合に登板し、16勝8敗、防御率3.10、WHIP0.95、197奪三振でした。
2023年はシーズン開幕前に開催された第5回WBCの日本代表に選出されました。24試合に登板し、8勝10敗、防御率4.56、WHIP1.30、141奪三振と成績を落としました。
ダルビッシュ有投手の契約、年俸
2023年シーズン前にサンディエゴ・パドレスと6年総額1億800万ドル(約142億円)で契約しています。
ダルビッシュ有投手と交流のある選手
ダルビッシュ投手は自身のSNS上での発信も多いことから、多くの選手との交流があることで知られています。他球団の選手とも合同でトレーニングする様子を公開しています。
大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンジェルス時代)との写真
2021年のサイ・ヤング賞投手であるトレバー・バウアー投手は自身のYoutubeチャンネルでダルビッシュ投手の投球についての動画を公開し、交流があることを明かしています。
ダルビッシュ有投手のグローブ
ダルビッシュ投手はアシックスのグローブを使用しています。
一般販売されているダルビッシュ投手モデルのグローブはアシックスのロゴが使用されていますが、実際にダルビッシュ投手が使用するグローブにはダルビッシュ投手専用の「D-LINE」というロゴが使用されています。
ダルビッシュ有投手のユニフォーム
ダルビッシュ有投手のスパイク
ダルビッシュ投手はアシックスのスパイクを使用しています。
同じモデルは見つかりませんでしたが、日本で購入可能なものの中から一番デザインが近いものを紹介しています。